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アショカツアーズ流インドの歩き方

インド・ネパール観光名所の記事一覧

階段井戸 @グジャラート州

2015年03月31日 14:17


「階段井戸」とは、地下水を利用した、インドの伝統的な水管理システムの技術です。


貴重な水を供給するだけでなく、水の蒸発を利用した天然のクーラーとしても利用されました。


紀元前3000年頃より建設が始まったといわれ、厳しい自然環境に暮らす人々の智恵が生み出したものですが、長い年月を経て、いつしか世界中に感銘を与えるほどの美しい芸術品となりました。


大小さまざまありますが、インド西部・北部の乾燥地帯に多く見られます。


 


■グジャラート州パタンの『ラーニー・キ・ヴァブ』【世界遺産】


特に有名なのは、インド北西のグジャラート州・パタンのサラスヴァティ河近く、11世紀頃に建造された『ラーニー・キ・バブ階段井戸』。


『王妃(ラーニー)の階段井戸』という呼び方でも知られ、2014年には、世界遺産にも登録されました。


地下7層に広がり、壁や柱の隅々にまで、ヒンドゥーの神々や説話をモチーフとした500以上の神々の彫刻や、何千もの神話や伝説をモチーフとした、美しく精密なレリーフで埋め尽くされています。


グジャラート最古の階段井戸、そしてインドで最も美しい階段井戸と称されます。


中心都市アメダバードから車で約3時間の道のりです。


 


■グジャラート州アハメダバード近郊の『ダーダハリ・ヴァブ』と『アダーラジ・ヴァブ』



ともに8角形 5層構造の地下深く掘られた階段井戸です。


アハメダバード市内からすぐの距離にあり、見ごたえも十分です。


時間にゆとりがない方は、往復6時間の遠出が必要な『ラーニー・キ・ヴァブ』よりも、こちらの観光がおすすめです。


 


■グジャラート州モデラーの太陽寺院のすぐそば『スーリヤクンド』


上記3つとは異なり、長方形のプールを会談で取り囲んだような構造です。


 


<< グジャラート州の階段井戸を訪れるコースはこちら >>

階段井戸 @北インド

2015年03月31日 14:16


古来より「水の確保」は、生活には欠かせない問題で、とくに暑く乾燥する地域では、想像以上に大切です。


インドにはガンジスやヤムナなどの河川はあるものの、内陸部では日照りが続くと水不足になり、人も動物も生きていけなくなります。そこで、「雨水を貯めて生活に使う」ことが考えられ、インド各地に階段状の井戸が作られました。


日本では、井戸といえば、細い円柱状に深く掘られ、地下水をくみ上げる形式ですが、インドは広範囲から雨水を集めて一箇所に集めるためにかなり大規模な構造です。階段状となっているのは、人々が水を汲みに行けるようするためです。


一部のものは美しい装飾が隅々にまでほどこされ、まるで王宮のように見えます。大規模なものは、グジャラート州に多いですが、デリー近郊にもいくつか残されています。


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インドへの観光旅行は、デリーを中心としたコースが多いので、気軽に立ち寄れる階段井戸をご紹介します。パッケージツアーのプランに含まれていなくても、「階段井戸に行きたい!」とお伝えいただければ、可能な限り組み込みます。ご希望の方は、どうぞご遠慮なくご相談ください。


 


■ジャイプール近郊のアバネリ村の『チャンド・バオリ』


ジャイプールから約95km(車で約1.5時間)の小さな村にある、長方形の四角錐を逆さにしたような階段井戸は、月(チャンド)の井戸(バオリ)と名づけられています。深さは約30メートル、13層の規則正しい幾何学的なデザインです。



この階段を下りて下りて下りて下りて下りて・・・水を汲んだら 上がって上がって上がって上がって上がって・・・


想像するだけで疲れてしまいそうですが、上から覗いてみるぶんには、リズミカルなデザインがなんとも小気味よく、近代的な宮殿のようにも見えます。


ここまでしても確保したい「水」。いかに大切なものかを感じさせられます。


同様の構造をした階段井戸としては、グジャラート州モデラーの『スーリヤクンド』があります。


<< ジャイプールを訪れるツアーはこちら >>


 


■ニューデリーのクトゥブミナール近く『ガンダク・キ・バオリ』


地元の人に「硫黄(ガンダク)臭い井戸」と呼ばれてる悲しい階段井戸があります。


13世紀に建造された歴史ある井戸ですが、管理がされておらず水が腐敗して残念な状態になっています。路地裏にあり、昔から人々の生活用水として利用されていたことが想像されます。



とてもシンプルな構造で、これを見るとグジャラート州の階段井戸がいかに華麗で手が込んだものなのか、改めてわかります。


水が張っていて見えませんが、奥深く彫られた5層構造をしています。


 


■ニューデリーのメローリー遺跡公園内『ラージョン・キ・バオリ』


16世紀に造られた3層構造の井戸が、『硫黄の井戸』の近く、静かな森の中に残されています。



付近は広大な遺跡公園となっており、11世紀から約1000年にわたり築かれた寺院や霊廟などの数々の遺構が残されています。



ほとんど手付かずで廃墟の森のようですが、そこがまた良い空間となっています。時間が止まった世界に迷い込んだような不思議な気持ちになります。

アンベール城 象のタクシー @ジャイプール

2015年03月06日 15:18

ジャイプール郊外のアンベール城は、丘の上に建っています。



ふもとからお城の門までは、ちょっとした坂の道のりです。



徒歩や車でも上れますが、このお城の名物は「象のタクシー」!



おしゃれなマントを羽織った大きな象さんに、4人が乗れます。


乗り心地は・・・象さんの一歩一歩が伝わってくる感じです。


ずしん、ずしん、ゆっさ、ゆっさ、、、


背が高いので、見晴らしは最高です♪



マハラジャになった気分で☆


 


■運行数に限りがあります


大人気のサービスですが、10年ほど前、あまりにも働かされた象さんが怒って暴れる事件があって以来、一日の運行数が限定されることになりました。


このため、10月~3月の北インド観光のピークシーズンでは、朝一番に行って並ばなければ乗れないことも多いです。


当社のツアーでは、可能な限り象のタクシーにお乗りいただけるよう努めますが、状況によってむずかしい場合がございます。(その際は代わりにジープをご用意します。)


楽しみにされている方にはとても残念なことですが、象さんを守るためですのでご理解をお願いいたします。


 


■12日間×年に2回 お祭りへの出張で運休します


例年、3月下旬~4月上旬と、9月下旬~10月上旬に9日間に渡り行われる「ナヴラートリ祭り」のお手伝いに、アンベール城の全ての象さんたちが貸し出されます。


このため、祭り期間中+前後2日の約12日間は、完全に運休になってしまいます。


 


 


「ナヴラートリ」とは、「ナヴ(नौ)=9」+「ラート(रात)=夜」=「九つの夜」の意味です。


ヒンドゥー教のドゥルガー女神を祀り、祈りや踊りを捧げます。



ドゥルガー女神は、獅子に乗った姿が特徴です。


 


●ナヴラトリは年に2回、日程は毎年変わります●


2015年3月21日(土)~28日(土) ※象のタクシーは3/19~3/30が運休
2015年10月13日(火)~22日(木)
2016年4月8日(金)~15日(金)
2016年10月1日(土)~9日(日)


 


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仏教美術の最高峰 アジャンタ石窟群【世界遺産】

2015年01月30日 13:56


アジャンタは当初、仏教を学ぶ僧たちが集い、ビハーラ(僧院)に住みながら、チャイティア(寺院)で修行を行う場でした。


しかし6世紀頃より仏教は衰退のかげりを見せ始め、僧たちはだんだんと離れて行きます。


そして、いつしか誰もいなくなり、忘れ去られた存在となりました。


 


~ 千年もの時が流れました ~


 


19世紀のある日、イギリス人将校がトラ狩りをしているうちに、樹木がうっそうと茂るジャングルへ入り込んでしまいます。



逆にトラに追われた将校は、ワゴーラー渓谷に逃げ込みました。



その時、「おや?よく見ると上のほうの岩肌に孔が・・・」



蔦をかき分け、その一つに入ってみると・・・



な、な、なんと!!


 


ジャングルに深く深く埋もれていた石窟は、こうして偶然に発見されました。


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■2期に分かれて建造された石窟群


アジャンター石窟は、馬蹄形の渓谷に沿って、岩を“横穴式にくり抜いて”造られています。


(対してエローラは、岩山を“上から掘り抜かれた”石窟が多く残ります。)



チャイティア(祠堂)とヴィハーラ(僧院)の2種類の石窟が、計30窟、紀元前2世紀から数百年かけて手彫りされました。


 


紀元後2世紀以降の400年間、いったん建造が止む時期がありますが、5世紀になり再度、新たな石窟が掘られるようになりました。


このため、石窟群は「前期(第一期)」と「後期(第二期)」の2つに分類されます。


『素朴な雰囲気、仏像なし=前期石窟』『装飾が多い、仏像あり=後期石窟』と大まかに見分けられます。


シンプルな石窟ほど古く、彫刻や壁画が多彩で凝っているほど新しい時代の石窟です。


一部の前期石窟にも、フレスコ画や立派なエントランスなどの装飾が残りますが、後の時代になってから追加されたものと考えられます。



1000年もの間忘れ去られていたことが幸いしてか、他の遺跡で見られるような異教徒による破壊を免れ、当時のままの美しい姿をとどめます。


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■アジャンター石窟を訪れるには


●場所


インド中西部デカン高原の都市オーランガバードから106km(車で片道約2時間)


(最寄りの国際空港はムンバイ)


 


●見学の流れ


駐車場から、まずは環境保護のために電気バス(片道55ルピー)に乗り換えます。



いろんな国の人々が乗ってきます。



降車後に入場券(250ルピー)を購入し、遺跡まで少し歩きます。



「たくさん歩くのはしんどい・・・」という方は、駕籠(有料)に乗って運んでもらうこともできます。



道は一本なので、行った道を折り返して戻ってきます。(平均所要時間:2~3時間)



 


第1窟~30窟まであり、建造時期には関係なく入り口から近い順に番号が振られています。


見学の順番は人それぞれですが、ほとんどの方は手前から順に入っていきます。


 


■ゆかりのひと


●玄奘三蔵(三蔵法師)


仏教研究の最高学府ナーランダ大学での学びを終えた7世紀半ば、“さらに見聞を広よう”と新たな旅に出かけ、アジャンタ石窟を訪れました。


 


●荒井寛方(あらい かんぽう)、野生司香雪(のうす こうせつ)


日本画家のお二方は、大正6年(1917年)にインドへ渡り、アジャンタ壁画の模写を行いました。


野生司香雪はその後、ベナレス近郊のサールナートにあるムーラガンダクティ寺院にて、「お釈迦様の一生」の壁画を描きました。



 


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アジャンタ石窟群/前期(第一期)【世界遺産】

2015年01月29日 13:53

■建造時期:紀元前2世紀~紀元後2世紀


仏教が広まった初期の時代、お釈迦様の教えを純粋かつ厳格に守る仏教僧の信心により造られた、祈りの場(チャイティヤ)と修行のための住処(ビハーラ)。


2200年もの昔、人々の手元にあった道具は簡単な木槌とのみだけ。


固い岩山を手彫りし100年以上かけて完成させた空間には、崇高さが漂います。


装飾が少なくシンプルな様相こそ、時代が古い証拠です。 


 


●チャイティア(祠堂)


第9窟


紀元前1世紀に造られた、比較的小規模な石窟です。


エントランス上部には、カーブが美しい切妻窓。


 ⇒


アショカツアーズのマークのデザインに拝借させてもらってます。



後期に比べると、ストゥーパも柱も彫刻の装飾が少ないシンプルなデザインです。


柱にはフレスコ画が残り、2000年も前のものとは思えないほどの色を保ちます。


 


第10窟


1819年の再発見の際、最初に見つかった石窟といわれ、イギリス人将校のサインがどこかに残ります。


石窟群の中では最も古い時代、紀元前2世紀に掘削されました。


第9窟の倍の広さがある大規模なお寺です。


 


●ヴィハーラ(僧院)


第12窟


約11平方メートルの広い空間と、左右・奥に各4つの部屋(僧房)があります。


 


第13窟


 第12窟に比べると狭く、全体で7つの部屋(僧房)があります。


 部屋の中を覗くと、岩を掘りぬいた石のベッドや枕が見られます。


 


第30窟


位置は第15、16窟の間にあり、1956年に発見された未完成の石窟。


 


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