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アショカツアーズ流インドの歩き方

印度スタイルの記事一覧

*魅惑のインド*ヴァスコ・ダ・ガマも訪れたコチン

2015年11月24日 10:17


広大な国土を持ち、さまざまな民族、文化にあふれるインド。いざ『インド旅行に行こう!』と思い立っても、一体、どこに行って何を見るのが一番いいのか迷ってしまいます。


多くの方は、デリーを中心とした北インドを訪れ、タージマハルやガンジス河を巡る旅をまずは選ばれますが、もし、『次はインドの別の地域も見てみたい』と思われたら、「南インド」をおすすめします。


 


●南インドの魅力ってなに・・・?


世界遺産や歴史的建造物がたくさん残る北部に比べて、これといって「見るもの」がすぐには思い浮かばない南部。なにを目的に旅をするのか、いまいちわかりづらいかもしれません。


北に劣らず、または北よりもずっと素敵な場所なのに、もったいない!! ということで、インド南西に位置する「コチン」で味わえる“南インドの魅力”についてお伝えしたいと思います。


 


●景色と人にいやされる


コチンはケララ州最大の都市です。ケララの名前の由来は「ケーラー(ヒンディー語)=バナナ」、すなわち「バナナ州」。バナナや椰子の木がいっぱいの南国の雰囲気あふれる地域です。



さらに、暖かい地域独特の温和な人柄の持ち主が多いのか、「人がやさしい」です。旅行中、「おおらかで親切な人が多いな~!」と感じることが度々ありました。


インドでは“悪名高き”警察官までもが穏やかで親切だったのには、心底、驚きました。というのもインドの警察といえば、権力を盾に弱いものいじめをしたり、賄賂を要求したり、インド映画でもよく登場する「悪徳警官」そのものの、本当に最悪の印象しかなかったからです。



もちろん北インドにも心の温かい方々がたくさんいますが、そうではない人たちと遭遇してしまうことも、ままあります。エキサイティングな旅ができるのがインドの楽しさですが、関わる人々もエキサイティングな方ばかりだと心身ともに疲れてしまいそう。ところが南では人々の優しさが疲れを癒してくれるので、何度でも行きたくなってしまうのです。


人々と景色に心癒され、のんびり楽しい時間を過ごせる、というのが最大の魅力だと思います。


 


●緑に囲まれた水郷地帯をボートでのんびり


観光に訪れたい一番のスポットはやはり、「バックウォーター・クルーズ」です。



迷路のように細い水路がたくさんあって、小さなボートやハウスボートでのんびりぷかぷか進みます。途中の中洲のようなところで降りて昼食をとったり、やし酒を作る工場を見学したり。



水郷地帯の中にあるリゾートホテルに宿泊するのもいいかもしれません。ハワイやプーケットとは一味違う、癒しのときが過ごせます。


 


●めずらしい南インド料理を堪能


食べ物は日本で見慣れた「インド料理」とはちょっぴり違っていますが、気候に合っていて、それなりに美味しいです。


私たちが思い描く、油をたっぷり使ったこってり味の「インドカレー」は、ムガル時代に中東からもたらされたイスラム文化と混ざった料理です。南で味わう、「元祖インドカレー」は、さらりととしていて独特の酸味と辛さをもった全くの別物です。



カレーのルーだけでなく、お米で作った主食のウタパムやイドリーやドーサは発効させて作るので、ほんのり酸っぱさがあります。日本ではあまり味わえませんので、ぜひとも現地でご賞味ください。


街中やホテルには北インドカレーを提供するレストランもありますので、日替わりで楽しむと毎日カレーでも飽きません。


 


また、アラビア海を望む町だからこその醍醐味は、シーフード!!



チャイニーズ・フィッシングネットは観光地としても有名ですが、一番の楽しみは、獲れたての魚介類を買えること。(漁が休みの日曜日を除く) 新鮮なイカやえび、お魚を、近くのレストランに持ち込んで、茹でたり焼いたり、好みに合わせて調理してもらうこともできます。


インドの風に吹かれながら食べる新鮮な食材のお料理は、本当に最高です♪


 


●街歩きもまた楽し


町にはキリスト教会やユダヤ協会、ヨーロッパ風の建物が建ち並び、インドのほかの都市の風景とはちょっと違っています。それは、ここが昔、ポルトガルの植民地だったからです。探検家ヴァスコ・ダ・ガマがアフリカを経てのインド航路を発見したことで交易が始まり、後に占領されてしまったという歴史も、ちょっとだけ頭に入れつつ、今は穏やかな街並みを歩いてみましょう。



骨董品やおしゃれ雑貨の店をのぞきながらのんびりと。交通量はそれほど多くなく、北インドの観光地のようにリキシャの客引きや自称ガイドからしつこく声をかけられることも少ないです。


 


●古典舞踊 カタカリダンス


コチンの魅力は、西欧の趣があるだけなく、インド古来の文化も残っているところ。


かならず見ておきたいのが「カタカリダンス」。これは、日本の歌舞伎のように、派手なお化粧とカラフルな衣装を身に着けた男性のみによって演じられる古典舞踊です。題目は、古代インドより伝わる叙事詩マハーバーラタ。神様と神様が戦う、なが~い物語ですが、ストーリーを知らなくたって、動作や顔の表情などを見ていればなんとなく「喜んでる」「怒ってる」「すごく怒ってる」などがわかります。


この踊りの楽しみは、準備段階から始まっています。見世物小屋のようなものが何箇所かあり、どこでもだいたい夜に踊りがはじまりますが、夕方頃に小屋の近くを歩いていると、準備しているところが見られます。


白塗りをして、アイラインを引いて、目の中に木の実を入れて充血させ、ボリュームのあるスカートをはき・・・ほっそりとした普通のお兄さんが、だんだんとおそろしく威厳のある神様の姿になっていきます。化粧の途中の姿の写真をとってもぜんぜんオッケー!北インドなら『写真撮影代(チップ)』をすかさず要求されそうですが、ここでは誰もそんなことしません。


ぬりぬり...


          ↓↓↓


ジャーン!


 


南インドには、旅人をやさしく受け入れてくれる「おおらかさ」があります。


家族旅行でも、ご友人とでも、カップルでも、一人旅でも、初めてのインド旅行でも、何度目かのインド旅行でも、きっとあなたを幸せな気持ちにしてくれるでしょう。


 


コチンのほかにも、南端のカニャクマリ(コモリン岬)や、南東のタミルナード州の都市など、魅力的な町がたくさんありますので、いずれご案内できれば、と思っております。。。


 


<南インドをのんびり楽しむツアーはこちら>

*インドの謎*カレーは手で食べる?

2015年11月17日 10:02


『インドに行ったら手でカレーを食べなければならない、と聞きましたが、手で食べるのが苦手なので心配・・・』というお問合せを、今でもたまにお受けします。


そうですね。日本で暮らすほとんどの方は、手での食事が得意ではないと思いますが、どうぞご安心ください!インドのレストランでは、スプーン・フォーク・ナイフはもちろん、中華や和食のお店では、お箸も配膳されます。


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それでもあえて「手で食べてみたい!」と思われる方は、インド流の食べ方をレッツ・トライ☆


 ★★★★★★★★★★★★★★★★
 1、ライスとカレーを「右手の指先」で混ぜます。
 2、いい感じに混ざったら、親指以外の4本の指先をそろえ、一口分をすくいます。
 3、指先をすぼめてスプーンの様にし、親指を曲げて4本の指の付け根におきます。
 4、親指で押し出して、口の中に放り込みます。
 ★★★★★★★★★★★★★★★★


インドの方によると「好きな具合に混ぜられるし温度もよく分かるので、スプーンを使うよりも美味しく感じる」らしいのですが、慣れていない私たちにとっては、手全体がカレーまみれになったり、口に入れる際に指をしゃぶったりしてあまりお行儀よく食べられないのが難点です。


カレーが触れる範囲をできるだけ小さくすませ、手と口が触れないようにするのが品よく食べるポイントです。


(注:ホテル内などの高級レストランではなく、必ず大衆的な定食屋やダバでお試しくださいね)


 


IT産業の最先端を行く一方で、「スプーンが無い」イメージも存在するインド。


ほんとうに摩訶不思議な国です。


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★イチオシツアー!カレー好き集まれ!★


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*インドの風景*早朝のガンジス河で、チャイどうぞ。

2015年11月11日 10:00

早起きして、ガンジス河へ。


夜がすっかり明けたころ、ガンジス河を眺めて、のんびりした時間♪


おじさんが、チャイをごちそうしてくれました。



 


「朝イチのチャイ~、おいしそ~」と思って一口いただくと、


「んん?」… いわゆるスパイス入りミルクティではありませんでした。


しょうが湯に似た、かつて飲んだことのないような味、「体にいいよ」と勧めてくれたけど…


「ううぅぅうう」… おいしくはないです。


 


さぁ!


チャイを飲んだら、1日のはじまり、はじまり!


おじさんの仕事開始!


おじさんのお店オープン!


…って、何のお仕事かな…


 


↓こちら、おじさんの商売道具↓



画質悪いですが、何かおわかりですか?


くし、はさみ、かみそり ...


そうです、おじさんは路上の床屋さんでした!


 


今日も、素敵な1日になりますように~☆

*インドのお正月*ディワリ

2015年11月01日 11:11

インドでも最も大切なお祭り、「新年を祝うディワリ(ディパワリ)」を紹介します。


10~11月の新月の日、月のみえない夜にインドは新年を迎えます。


新年を迎える気持ちは日本と同じ、数日前から大掃除がスタート!


経済的な余裕のない家庭のお母さんも、この時ばかりは、新しいサリーを手に入れることができる、心弾む季節。


恐ろしく年季の入ったボロボロの椅子、例えば足のない椅子(それでもインド人は工夫して使っています)も、ようやく新調されるチャンスが巡ってくるのです。


壁を塗りかえ、カラブルな神像、花輪で飾ります。


近年では、ディワリ前にインド全土の需要が旺盛になる傾向にあり、世界の市場もインド勢の動向に注目しています。


大掃除を終えた人たちは、真っ暗闇の夜、いよいよ新年を迎えるため、ろうそくを灯します。



我が家の中だけでなく、戸口や庭、道、ガンジス河の畔、めいっぱい明るく、新しい年が幸せな1年になるように、祈祷師とともに、ラクシュミーやガネーシャに祈ります。


日本の「キャンドルナイト」「灯火会」のようなことがインド全土で行われているのです。


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なんと、幻想的なお祭りなんでしょう♪と思いきや、都会では少しばかり事情が変わってきています。


若者が爆竹で大騒ぎ…


なので、この時期にインドに旅行する人は、静かな光のお祭りを楽しめる地域をオススメします。


甘いお菓子ラッドゥが山のように積み上げられた町に、「ハッピーディワリ!!」の笑顔が溢れています。


2015年のディワリは11月11日。


みなさんもインドで一緒にお祝いしませんか。

*インドの美男&美女*どこのどなた?

2015年10月15日 15:59


 


こちらのインドの美男&美女、いったい何でしょうか?


・・・


実は、デリー空港のトイレの入り口です。


女子トイレと男子トイレの区別、すご~くわかりやすいですね!


トイレによって、それぞれの地方の民族衣装を着た美男、美女が描かれているので、複数あるトイレの前を通りすぎるだけでも楽しいです♪


 


「インドはトイレが汚い!」「臭い!」 と思われている方が多いと思いますが、こんな楽しくなるようなトイレモありますよ☆