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【インド現地情報】高額紙幣を11月9日で廃止
2016年11月10日 11:33
2016年11月9日朝、目覚まし代わりに使っているスマホのニュース速報でいきなり飛び込んできた、『インドのモディ首相、高額紙幣を9日で廃止』。
「え?今日からって!」と、おかげであっという間に目が覚め「使い残して持って帰ったルピー、紙くずになるの?!社内にもいっぱい持っている人、いそうだなぁ」と思いつつ出社。
引き続き「次にインドに行った時、銀行に行って両替する時間あるかな~」なんて考えていたところ、ちょうど、30名様ほどのグループ旅行の添乗で先週からインドに滞在中のスタッフから電話が。
「ニュース見た?ちょっと大変なことになってる・・・」
「ガイドが持ってきているのは1000ルピーとか500ルピーだから、入場料もトールタックス(通行料金)も、飲み物代も払えない(泣)」
「ATMも銀行も、今日は全てクローズ(泣)」
OMG!!!です。
年末までは、銀行で小額紙幣に両替できるそうなので、受け取ってくれてもいいのに、どこでも拒否されるとのこと。そんな深刻な状況になってるとは想像もせず、自分の心配ばかりしていたことを反省・・・
たまたま、タージマハル観光を予定していた日だったので、ここだけは何としてでもご案内したい!ということで、オンラインでチケットを購入したり、小額紙幣をかき集めて支払ったりして、なんとか観光はしていただけたようです。ちなみに、文頭の写真は、その時の支払いの様子です。積み上げられた札束は大金に見えますが、すべて10ルピー札(約20円)です。
ただ残念ながら、通常は併せて観光にお連れする「アグラ城」については、入場料は現金のみの対応で、大変申し訳ないのですが観光は割愛せざるを得なかったとのこと。せっかく遠く日本から訪れた旅行者に対しても、全く融通を利かせてくれないのは、インドの残念なところです。
世間では、アメリカの大統領選挙が注目されていましたが、アショカツアーズではインドのこのニュースのほうでてんやわんやの一日でした。
日本で突然、「今日から1万円札と5千円札が使えません」と言われ「銀行は臨時休業、ATMは全停止」したようなものと思えば、その混乱ぶりはご想像いただけるかと思います。