マガダ国にジーヴァカ(祇婆)という人物がいました。売春婦の捨て子として産まれましたが、才能を見出されビンビサーラ王に養われ、当時の最高学府タキシラ大学(パキスタン・イスラマバード郊外)で医学を学び、名医となりました。その後、お釈迦様をはじめ多くの人々の治療行い、マガダ国の保健大臣にまで昇進しました。
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当時からカーストによる差別はあり、被差別民の出であったジーヴァカは差別のない治療を積極的に行おうとしますが、それには限界がありました。そこで、身分による差別のない医療機関を設立しました。これが「ジーバカのマンゴ園」と呼ばれる、2500年前の医療施設です。
現在は、ビンビサーラ王の牢獄と同様、石塁が残るのみですが、発掘調査の結果、当時の医療器具や手術用具と思われる遺物が出土し、ここに医療機関があった事が立証されています。霊鷲山の登山口(駐車場)のすぐ近くに位置します。肥沃な土地を持つインドは、マンゴーの栽培が盛んです。
4月下旬~6月が収穫期ですので、この期間中にインドへお出かけの際は、ぜひ、現地のフレッシュなマンゴーを食べてみてください♪
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