*インドの教育制度*耳がつかめたら入学OK?

インドの学校の新学期は日本と同様に4月からですが、酷暑期の4~5月は夏休みなので、実質、6月中旬から授業がスタートします。

日本では、就学を開始する年齢は「6歳から」と決められていますが、インドの田舎では、あまりはっきりしていません。

というのも、日本のように「該当年齢になると役所から通知がくる」ということがないからです。

そもそも“戸籍”がなく、親でさえ子どもの正確な生年月日を把握していないことも多いです。

5~6歳ぐらいに小学校に入学する場合が多いのですが、実際は「保護者が入学させようと思ったときが、小学1年生★」 なんです!

 

なかには、こういう方法で入学時期を決定するところもあります。

1)こどもに右手をあげさせる
2)右手を右耳にぴったりあてて、直角にあげさせる
3)その姿勢のまま、左耳をつかませる
4)左耳がつかめる→入学OK
  左耳がつかめない→入学はまだできない

 実際、左耳をつかめる or つかめない 試験?をしているのを見たこともあります。

 

さてさて、インドでは、各州で学校制度が異なりますが、北インドUP州(ウッタルプラデッシュ州)では、小中学校が義務教育です。

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小学校:1~5年生

中学校:6~8年生
高校:9~10年生
INTER-MEDIATE:11~12年生 *日本でいう大学の入学前の学校
GRADUATE:13~15年生     *日本でいう大学
POST-GRADUATE:16~17年生
博士課程:本人の希望年数
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インドの農村では、“小学校入学が精一杯”という家庭が多く、中学校に入学するのは、現金に余裕がある家庭や、教育に熱心な家庭のみです。

さらに、インドでは、学年が上がるたびに厳しい試験があり、小さいころから 「留年」 との戦いがあるのも特徴です。

実際、小学校では、学年が上がるにつれて児童数が減少し、せっかく入学した子どもも、継続して通い、卒業することが難しいのです。

インドでは、勉強を 「はじめること」よりも、「続けること」の方が難しいのかもしれません。 

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