*マンゴの季節*No Mango, No Life…vol. 2

1つ前の記事「マンゴの季節」が、なかなか好評のようだったので、ひきつづき「マンゴ」のことを少し。

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マンゴは南インドから発生して、インド全土に広がった「国の果物」、インド人の誰もが大好きです。 (ちなみに日本は柿だそうです) 

昔から、「マンゴの木を1本植えると、10人の息子を持つのと同じ」と言われるぐらい、大切に育てられているとのこと。というのも、根、枝、葉、実のすべてが、あらゆる儀式にも欠かせないものだからです。

例えば、赤ちゃんが生まれたとき、マンゴの葉を使い、家の四方に水を振りかけて清め、瑞々しい緑の葉っぱで赤ちゃんを撫でます。「マンゴの木のようにすくすく育つように」 との思いをこめて★

結婚式では、マンゴの木を立て、指輪などのアクセサリーで小枝を飾り、地鎮祭では、祈祷師がマンゴの葉をいけた真鍮の壺を使い、儀式を進めます。

また、お葬式では、乾燥したマンゴの木で四方を囲み、その中に遺体を安置し、火葬します。

夏の暑い日には、マンゴの木の下で涼みます。マンゴの木には、空気を清浄にする効能もあるそうです。涼んでいると、目の前にマンゴがポトンと落ちてくる「おまけ」があるのも楽しみのひとつ。

祝福とご加護を与えてくれる神の木、マンゴ☆  「おいしい」だけでないんですね。

マンゴは、今日もインドの人々を見守っています◎

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