最近はお見かけしなくなってきましたが、インドといえば、チャイのコップは素焼きです。
飲み終わると、地面に叩きつけてパリ~ンと割ります。
そうやって、また土に返すのだそうです。
今風に言うならば(?)、究極のエコです。
…あと、他の理由にカースト制度というのも絡んできますが…
1回使っただけで割ってしまうのは、もったいない気がするけど、躊躇してると、だいたいインドの人が、変わりにパリ~ンとやってしまうので、それなら自分でやった方がいいかな。
ただ、今では素焼きから紙コップやプラスチックコップに変わりつつあります。
でも、インド人さん、素焼きのときと同じ感覚で、紙コップを、地面にポ~イ、ポ~イ。
…結果、大量のコップ (ゴミ) が散乱しています。
↓列車の中のチャイも、紙コップです。
10年ほど前でしょうか、インドの列車のチャイコップが、紙コップから素焼きに戻った時期がありました。
なぜ、素焼きに戻ったかというと…
そのときの鉄道関係の省庁のトップが、素焼きで有名な地域の出身だったからだそうで…。
そんな理由で?…と思ってしまいますね。
すぐに紙コップに戻ってしまったのは、きっと、トップが変わったからなんでしょうね。
インドでは、政権交代の影響が、こんなところにも、とてもとても分かりやすくあらわれます。