■建造時期:紀元前2世紀~紀元後2世紀
仏教が広まった初期の時代、お釈迦様の教えを純粋かつ厳格に守る仏教僧の信心により造られた、祈りの場(チャイティヤ)と修行のための住処(ビハーラ)。
2200年もの昔、人々の手元にあった道具は簡単な木槌とのみだけ。
固い岩山を手彫りし100年以上かけて完成させた空間には、崇高さが漂います。
装飾が少なくシンプルな様相こそ、時代が古い証拠です。
●チャイティア(祠堂)
第9窟
紀元前1世紀に造られた、比較的小規模な石窟です。
エントランス上部には、カーブが美しい切妻窓。
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アショカツアーズのマークのデザインに拝借させてもらってます。
後期に比べると、ストゥーパも柱も彫刻の装飾が少ないシンプルなデザインです。
柱にはフレスコ画が残り、2000年も前のものとは思えないほどの色を保ちます。
第10窟
1819年の再発見の際、最初に見つかった石窟といわれ、イギリス人将校のサインがどこかに残ります。
石窟群の中では最も古い時代、紀元前2世紀に掘削されました。
第9窟の倍の広さがある大規模なお寺です。
●ヴィハーラ(僧院)
第12窟
約11平方メートルの広い空間と、左右・奥に各4つの部屋(僧房)があります。
第13窟
第12窟に比べると狭く、全体で7つの部屋(僧房)があります。
部屋の中を覗くと、岩を掘りぬいた石のベッドや枕が見られます。
第30窟
位置は第15、16窟の間にあり、1956年に発見された未完成の石窟。
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