のりもの・オートリキシャ サイクルリキシャ

インドでもっとも手軽な移動手段「リキシャ」。

自転車やバイクの後ろに人が乗るスペースがある、『簡易タクシー』といったもので、他の国では「トゥクトゥク(タイ)」「シクロ(ベトナム)」と呼ばれているのと同じようなものです。インドでの呼び名「リキシャ」は、有名な話ですが日本の「人力車(じんりきしゃ)」が由来です。

道を全く知らなくても、行き先を告げるだけでどこでも連れて行ってくれて、ちょっとした距離の移動でも気軽に使える、旅行者の強い味方です。

スケルトン型(現地ガイドによる観光案内なし)のツアーにご参加の方は、しょっちゅう使うことになると思います。はじめは不安でも、だんだんと乗りこなせるようになります。多少ぼられてるのはあきらめて、便利に使いましょう♪

 

●人力車

もともとはこの写真のようなスタイルから始まった「リキシャ」ですが、今ではコルカタでしか見ることができません。

運転手さんの体つきの細さを見ると、なんだか申し訳なくて乗ることに躊躇してしまいそうです。

 

●サイクル・リキシャ

こちらは「人力」、ではなくて「自転車」が動力になった「サイクル・リキシャ」。ニューデリーやムンバイなどの大都市ではほぼ見られなくなりましたが、ベナレスやオールドデリーなど中小都市ではまだまだ活躍しています。

スピードは出ませんし、乗り心地良くはありませんが、ちょっと高い位置からの景色がイイ感じで楽しめます。チャンスがあればぜひ一度、乗車体験を☆

 

●オート・リキシャ

オートバイが動力のものは、「オート・リキシャ」と呼ばれます。渋滞の中を「ビーッ!ビーッ!」とクラクションを鳴らしながら車の間をすり抜け走ります。乗車中は排気ガスや砂埃にさらされるので、マスクの装着が必須です。

 

●まずは値段交渉

いずれも、乗車前の値段交渉が必須です!オート・リキシャは料金メーターが付いていますが、使われていなかったり壊れていたりします。「外国人料金」で高く吹っかけられることは多々ありますので、あらかじめホテルのフロントで目的地までの相場を教えてもらっておくとよいでしょう。

 

●運転手は、リキシャー・ワーラー

ちなみに、運転する人は「リキシャ・ワーラー」と呼ばれます。ワーラーは「~する人」の意味で、他にもいろんな使い方があります。お茶を運んでくれる「チャイ・ワーラー」、洗濯屋さん「ドービー・ワーラー」・・・など、いろいろと応用が利きます。

少し前に、インドの驚くべき弁当配達システムが世界的なニュースになりましたが、この配達人たちも「ダッバー・ワーラー」と呼ばれています。ほかにもどんな「ワーラー」がいるか、インドで探してみてください☆

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