アショカツアーズでは、現地係員のことを“ガイド”ではなくあえて“エスコート”と表記しますので、お客様より、「エスコートって、ガイドのこと?違うんですか?」とお問合せいただくことがあります。
たしかに日本では、添乗員もバスガイドも観光地で専門的な説明をしてくれる人も、みんな区別せずに「ガイドさん」と呼ぶことが多いので、「案内人」という意味ではエスコートもガイドさんです。ただ、“分業”が徹底されているインドでは、仕事内容により呼び分けをしますので、弊社もそれにあわせて区別しております。
『日程を円滑に進める業務を担う人』=エスコート
『観光地で説明をする人』=ガイド
同行・随行の現地係員は『エスコート』ですが、観光地では『ガイド』を兼任して見所のご案内もいたします。 『ガイドもするエスコート』という表現がより正しいのかもしれません。
————-
一部の観光地(アグラのタージマハルやデリーのクトゥブミナール)では、地元ガイドの雇用を守るための組合の力が強く、エスコートは説明行為を一切できないことがあります。この際、エスコートが地元ガイドを雇い、お客様・エスコート・地元ガイド、と揃って観光していただくことになります。
なお、国家資格の“ガイドライセンス”を取得しているエスコートは、地元ガイドを雇わずに自分でガイドができます。この試験を突破するのは超難関な上、毎年実施されるわけではないので、免許を持つエスコートはそれほど多くありません。