なんてことのない、レンガですが。。。「なんだか、かわいい♪ アートやわ♪」と、つい写真をパチリとしてしまうのは、わたしだけでしょうか?
このレンガ、ヒンディ語で「スンダル」と書いています。「美しい」という意味なので、ますますアートな気分になりそうなのですが、実際は、単なる「レンガ会社の名前」とのことでした☆
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インドの建物は、まだまだ「レンガ造り」が主流です。レンガを積んで壁を作り、表面にセメントを塗って固めます。(セメントなしでレンガ丸出しの場合もあり)
インドで家を建てる際は大量のレンガを購入する必要があるのですが、さて、レンガ1つの値段はいくらでしょう? …想像もつきませんね…
インドでは、レンガは「トラック一杯、二杯、、、」という買い方をします。
地域や質によって値段もピンキリですが、北インドのクシナガラのとある村では、良質な焼きレンガ トラック一杯=約2000個=約10,000ルピーとのことでした。つまり、1つあたり 5ルピー(約8.5円)です。 ちなみに、低品質の日干し煉瓦だと、この値段の3分の1ぐらい(約2円!)だそうです。日本だと、ホームセンターで、レンガ1個あたり100円前後ですので、十分の一以下、ということになりますね。
とってもお安いのはうらやましいのですが、品質はあまり信用できないようで、よく問題が起こっています。レンガの良し悪しは、素人にはなかなか見分けがつきにくく、粗悪品をつかまされることが多々あるのです。
小さな「物置小屋」程度ならまだしも、「家族で住む家」を粗悪品のレンガで建ててしまったら、もう悲惨です。重さで内から粉々になってくるそうで、せっかく新築して生活を始めた家が、たった数年であちこち崩れてきて、まともに住める状態ではなくなってしまうことも。
そういえば、インドの田舎で、ボロボロになった建物をよく見かける気がします。仏跡ツアーで、町から町への長距離移動中に「青空トイレ」にちょうどよい場所として、朽ち果てた建物を利用させてもらうことがよくあるのですが、こういう気の毒な事情があったのかもしれません。。。今後は、心して使わせていただきます。