アショカツアーズのある大阪では、この冬一番の大寒波も少し落ち着いてきました。皆さま、お住まいの地域はいかがでしょうか。特に、豪雪地帯のみなさまには、お気をつけて、お過ごしいただければと思います。
さて、所変わって… インドの冬はいかがでしょうか?
インドと言えば、「暑い 暑い 暑い」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、インドといえども、北に足を延ばせば、寒い季節もあります。
例えば、お釈迦さまが亡くなられたことで知られる仏教聖地「クシナガラ」では、冬12月下旬~1月半ばごろが一番寒く、気温0度近くまで下がることもあります。
日本の関西人の多くは、「15度ならまだ暖かいが、10度になると寒すぎる!」と感じているようですので、0度近くまで下がるインドは、充分に「寒い」ということになるでしょう。
さて、ここでイメージしていただきたいことがあります。
いくら寒くなったとしても、日本には、暖房が、ユニクロのヒートテックが、ダウンジャケットが、カイロが、ブーツが、手袋、暖かいお風呂があります。
インドの北部、例えばクシナガラの村には、
…ありません!
…何一つ、ありません!
…そもそも、電気がありません!
あるのは、焚火です。ひとつの焚火を村人が囲み、集まりあって、あたたかいチャイをすすり、暖をとります。
↓布をグルグル巻いて、少しでも気分を紛わせます。
↓お父さんが出稼ぎ先のドバイで買ったありったけの服が防寒です。
あまりに寒くなると、政府から小学校に、「休校」にするように、お達しがでることもあるぐらいです。
↓こんな素足で、学校まで歩く子どももいます。
12月下旬~1月半ば、北インド旅行をされる方は、列車、車内、ホテルは暖かいのでご安心いただければと思いますが、少~しだけ、車窓からインドの人々の暮らしも覗いてみてください。寒い季節、電気のない暮らしです。
今日は、寒いインドのお話でした。
ちなみに、2月になると、グングン気温が上がり、朝晩は肌寒いものの、お昼はポカポカ陽気になり、綺麗なお花もたくさん咲きます◎ 寒い冬を過ごすインドの人にとって、これほど待ち遠しい春はないのではないでしょうか。