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アショカツアーズ流インドの歩き方

タージ・マハル【世界遺産】@アグラ

2015年11月06日 13:45


インドといえば、まずイメージする「白亜のタージマハル」。総大理石に美しい彫刻が施された巨大な建造物は、お城やお寺のように見えますが、実は「お墓」です。


「インドで人が亡くなった後は、ガンジス川に遺灰を流し、お墓は持たない」と思われていますが、それはヒンドゥー教徒だけの慣わしで、他宗教では異なった弔い方をします。


イスラム教では「またそのうち復活する」との思想があり、亡骸はそのまま保存します。(ヒンドゥー教のように焼いたり流したりするのは、とんでもないことらしいです。)そして復活までの時を過ごすための“家”として霊廟が作られます。高名な聖人や王侯貴族たちのものは特に大きく豪華にデザインされており、中でも、もっとも美しいとされるのが、このタージ(=王冠)マハル(=宮殿)廟です。



シルエットだけでも、とても絵になります。


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このお墓を作らせたのは、ムガール帝国第五代皇帝シャー・ジャハン。アグラ城で行われたバザーで見初め、妃として迎えた愛する妻ムムターズ・マハルのために建設しました。



300kmも離れたマクラナ(ジャイプール西)から大量の白大理石を運ばせ、世界中から色とりどりの宝石を取り寄せ、その莫大な建築費用は国の財政を圧迫するほどでしたが、すべては亡き妻への純粋な愛のため・・・!


結果、国は傾きかけ、シャージャハンは息子たちによって王位を奪われアグラ城の一角の小部屋に幽閉されてしまいます。そして74歳の生涯を閉じるまでタージマハルを眺めてムムターズを想いながら過ごしたのでした。


シャー・ジャハンは、自分用にも対岸に黒いタージマハルを建設しようと計画していましたが、結局は叶わず、亡き後はムムターズの隣に埋葬されました。


現在、大小二つの棺が仲良く並んでいるのを見ることができます。


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■見学の流れ(西門と東門がありますが、東門からの場合)


タージマハル東門からさらに750メートル東にあるチケット売り場で、入場券を購入します。(2015年11月現在1250ルピー/約2500円*以前の750ルピーより値上げされました)


チケットのほかに、「ミネラルウォーター」と「靴用カバー(基壇に揚がる際に使います)」の“タージマハル見学グッズ”がセットでもらえます。大きなリュックなどの荷物はコインロッカーに預け、最小限の貴重品(お財布、パスポート、カメラ、携帯電話)のみをもち、徒歩(約12分)または電気自動車(約5分)で入り口へ。


入り口ではまず、荷物検査と身体検査が行われます。世界各国からの外国人旅行者やインド人観光客が長い列を作っていることがありますので、前の人とぴったりくっついて並びましょう。(さもないと、割り込まれます!)


身体検査を経て中に入ると、まず見えてくるのはレンガ色の立派な門。



そこを進むと、見えてくるのが、広い空にぽっかりと浮かぶ白いドーム!



さっと進むのではなく、どうぞ少し立ち止まって、この位置からの眺めもお楽しみください。門のこちら側は俗世界、あちら側には神聖な別世界が広がっているように感じます。


そして門をくぐると、巨大な霊廟タージマハルの堂々としたたたずまい・・・



あまりの大きさに、すぐ近くにあるかのようですが、実際には300メートル(徒歩5分)ほど離れています。



離れたところからの全体像は、写真などでよく見かけますが、ぐっと近づいてみてみると、またちがう印象を受けるでしょう。遠目には真っ白に見えますが、実はカラフルな装飾が施されているのです。



丁寧で繊細な彫刻も随所に施されており、360年以上前の石工達の技巧に感動します。



中に入ると、シャー・ジャハーンとムムターズの棺が置かれているのが見えます。(中は写真撮影禁止)



タージマハルから向かって右側にはモスク(イスラム教の礼拝堂)が、



左側には小さな博物館(入場料別途/細密画などを展示)があります。



タージマハルの美しさは「完璧なシンメトリー(左右対称)」にあるといわれます。左右対称にこだわって、礼拝堂と博物館の外観は全く同じデザインになっています。



上空から見ると、左右の正面だけでなく立体的にもシンメトリーに作られているのがわかります。


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■アグラを訪れるには


●場所


首都デリーから約200キロメートル


車で片道約4時間。2012年、デリー~アグラ間をつなぐ高速道路「ヤムナ・エキスプレスウェイ」が開通し、専用車での日帰り観光がかなり楽になりました。



ドライブインのお手洗いは、インドにしてはそこそこきれいです。




この道路の名前は、タージマハルの後ろを流れるヤムナ河にちなんでいます。



こちらがヤムナー河。


 


または、かなり早朝(6時または7時)の出発となりますが、急行列車で片道2~3時間。



「インドの電車に乗ってみたい!」というかたは、ぜひ『シャタブジ・エキスプレス』をご利用ください。


機内食のようなお食事サービスが楽しく、たくさん乗っているインド人ビジネスマンの姿も観察できます。駅の雑踏もインドらしくて見ものです。


た だし、インドの電車は乗車するまでが大変なので(出発するホームが決まっていない、アナウンスが全く聞き取れない、車両が多すぎて自分の指定席を探すのが 困難)、送迎サービスをお付けいただくか、ポーターにチップを渡して席まで案内させるかしてください。間違えた電車に乗ってしまうと、大変です!


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2016 年4月より、『ガティマン・エキスプレス』(朝8時発、所要100分)の運行が開始されました。デリーとアグラの2駅だけに停車します。朝の出発時間が早 すぎて、アグラ以外の駅にも停車する『シャタブジ・エキスプレス』よりも、利用しやすい特急列車です!(追記:2016年7月)


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*インドのお正月*ディワリ

2015年11月01日 11:11

インドでも最も大切なお祭り、「新年を祝うディワリ(ディパワリ)」を紹介します。


10~11月の新月の日、月のみえない夜にインドは新年を迎えます。


新年を迎える気持ちは日本と同じ、数日前から大掃除がスタート!


経済的な余裕のない家庭のお母さんも、この時ばかりは、新しいサリーを手に入れることができる、心弾む季節。


恐ろしく年季の入ったボロボロの椅子、例えば足のない椅子(それでもインド人は工夫して使っています)も、ようやく新調されるチャンスが巡ってくるのです。


壁を塗りかえ、カラブルな神像、花輪で飾ります。


近年では、ディワリ前にインド全土の需要が旺盛になる傾向にあり、世界の市場もインド勢の動向に注目しています。


大掃除を終えた人たちは、真っ暗闇の夜、いよいよ新年を迎えるため、ろうそくを灯します。



我が家の中だけでなく、戸口や庭、道、ガンジス河の畔、めいっぱい明るく、新しい年が幸せな1年になるように、祈祷師とともに、ラクシュミーやガネーシャに祈ります。


日本の「キャンドルナイト」「灯火会」のようなことがインド全土で行われているのです。


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なんと、幻想的なお祭りなんでしょう♪と思いきや、都会では少しばかり事情が変わってきています。


若者が爆竹で大騒ぎ…


なので、この時期にインドに旅行する人は、静かな光のお祭りを楽しめる地域をオススメします。


甘いお菓子ラッドゥが山のように積み上げられた町に、「ハッピーディワリ!!」の笑顔が溢れています。


2015年のディワリは11月11日。


みなさんもインドで一緒にお祝いしませんか。

∮お客さまの声∮ アンケート①

2015年10月30日 13:52

アショカツアーズでは、お客様に「おかえりなさいアンケート」のご協力をお願いしています。


承諾をいただいた方のみ掲載させていただきます。


 


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■ 2015年8月 インドエッセンス “ガンジス河とタージマハル” 国内線利用 6日間 /(匿名)


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★日本からインドへの航空会社について(エアインディア利用)


想像より悪かった。


★国内での移動について


最終日の車の運転がすごく酔いやすく、急ブレーキがひどかったが、それ以外は問題なかったです。


★ホテルについて


想像よりよかった。アグラでアップグレードしたホテル(JPパレス)もよかったが、デリーの「ザ ミューゼ サロヴァル ポルティコ」のサービスがよかったです。


★お食事について


カレーばっかりで飽きた。チーズカレー、チキンカレーが美味しかったが、やはり飽きました。朝食のオムレツが、日本っぽくてうれしかったです。


★インド人エスコートについて


大満足!非常に親切な方でした。たくさんお話もできて楽しかったです。またお会いしたくなる方でした。


★スケジュールについて


慌ただしくも、もっと色々まわってみたかった。3日目がほぼ移動だったので、もったいない気がしました。(午前)ベナレス観光
(午後)飛行機でベナレスからデリーへ移動、その後、車でデリーからアグラへ移動


★次回インドに行くなら訪問してみたいところ


ジャイプル、ムンバイ


★インドで楽しかったこと、おもしろかったこと、驚いたこと


道路に動物がたくさんいたこと。日本ではありえない光景でおもしろかった。


★今回の旅行で気に行ったところ


タージマハル…世界遺産ははやりキレイでした。鳥肌立ちっぱなしでした。


★インド人に言いたいこと


なぜ、そんなにじっと見つめるのか…? 聞きたい。


★インドに行ったからこそわかる「インドあるある」


本当にカレーしか食べない。そして、デザートが甘すぎるというギャップ。


★これからインドを旅する人へのアドバイス


とにかく、カレーばかり。日本食、日本のお菓子など持っていくのもありです。


★なんでも自由にどうぞ


思っていた以上に楽しめました。安全に考慮されたコースだったと思います。


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【アショカツアーズスタッフより】


貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。


車の運転が荒いことがあったとのこと、せっかくのご旅行中に不安な気持ちにさせてしまい申し訳ありませんでした。インドの提携会社を通じて、充分注意するように伝えました。ドライバーも、気を引き締めていくと申しております。ご指摘、誠にありがとうございました。


お食事につきましては、可能な限り中華なども入れていますが、地域によっては、どうしてもカレーがメインになってしまいます。アドバイスいただいたとおり、手頃な日本食やおかしの持参もいいですね。インドにも白いご飯はあるので、日本のふりかけもオススメです。


インド人エスコートには、ご満足いただけ、大変うれしく思っております。エスコートにも伝えました。大変励みになります。またの機会がありましたら、ぜひインドでの再会を…と思います。


このたびは、弊社をご利用いただき、またご丁寧なアンケートをいただき、ありがとうございました。インドは、行けば行くほど魅力が増す国です。ぜひ再訪いただければと思います♪

*ベナレス街歩き* ラッシーを求めて

2015年10月28日 13:43

インドといえば、チャイが有名ですが、もうひとつ忘れてませんか?


そう、ラッシー! 


「ヨーグルト+砂糖」のコールドドリンクです。


日本では、インドレストランだけでなく、スーパーでもパックに入って並んでいますね。


アショカツアーズのスタッフは、無印良品の「フリーズドライ・マンゴラッシー」が大好物でしたよ。


 


さて、インドで、ラッシーといえば、ベナレスが有名です…田舎ではなかなかお目にかかれません…。


暑い季節、辛いカレーのあとにいただくと、さっぱり☆ 至福の時☆


ガンジス河近くの地元の人で賑わう、何の変哲もないレストランで「ミックスラッシー」を頼んでみると…


でてきたのがコレ↓



 


ミックスジュースのように、季節のフルーツピューレが混ざったものかなと想像していましたが、プレーンラッシーに、リンゴやバナナなどの果実がたっぷり入っていました。


コップの上に浮いているだけじゃなく、コップの底までたっぷり◎


このラッシーを見た瞬間、日本人4人そろって、お店のおっちゃんに言いましたよ。


「おぉぉぉ~ すご~い! おっちゃん、なかなかやるなぁ~」


大大大大大感激…★


インドでは、ちょっとしたことにも、大袈裟に感激してしまいます。


 


ベナレスでは、こんな変わり種ラッシーもありました。


●コーヒーラッシー
 恐いモノ見たさ&話のネタに注文したものの、コーヒーとラッシーが100%ミスマッチ!


そのほか、注文する勇気がなかったので、どんなものかだけお店の人に聞いてみました。


●薔薇のラッシー
 お店の人曰く:不評により、メニューに書いてあるだけです


●チョコレートラッシー
 お店の人曰く:まだマシな味です


 


もちろん、マンゴーラッシー、バナナラッシー、パパイヤラッシーなど、王道の美味しいラッシーもたくさんありましたよ◎


特に旅行では、「食」は大切、毎日とても楽しみですね。 


美味しいモノをたくさん食べて、ぜひ楽しいインド旅行を♪


 


★★★ 最後に一言... ★★★


お腹の弱い方は、いくら美味しそうでも、ラッシーはなるべくお控えください。
おそらく、その日の朝に絞った牛乳を使っていると思いますが、古くなっていたら大変です!
ラッシーを飲む場合は、回転率のいい、繁盛店を狙ってください。
せっかくの旅行に、下痢は大敵!
お腹とよ~く相談してみてくださいね。

*インドの美男&美女*どこのどなた?

2015年10月15日 15:59


 


こちらのインドの美男&美女、いったい何でしょうか?


・・・


実は、デリー空港のトイレの入り口です。


女子トイレと男子トイレの区別、すご~くわかりやすいですね!


トイレによって、それぞれの地方の民族衣装を着た美男、美女が描かれているので、複数あるトイレの前を通りすぎるだけでも楽しいです♪


 


「インドはトイレが汚い!」「臭い!」 と思われている方が多いと思いますが、こんな楽しくなるようなトイレモありますよ☆