2/23付ヒンダスタン・タイムズ紙によりますと、来月3月1日よりデリー・ムンバイ・チェンナイ・コルカタ・バンガロール・ハイデラバードの6空港に限り、現地到着後に「30日間有効のシングルビザ(観光・ビジネス・会議出席)」が取得できるようになります。(インドのことなので開始日が遅れたり、「やっぱりやーめた」があるかもしれませんので、実際に始まるまでは当てにされませんように・・・!)
インドビザの取得方法には、これまで日本出発前に手続きする2通りがありましたが、アライバルビザが加わることで3通りとなります。これまで、出発前の手続が間に合わず旅行をキャンセルせざるを得ないケースがまれにありましたが、現地で取得できればその心配はなくなるので本当なら朗報です。これを機にインドへの旅行者が増えてくれるとよいのですが!
■従来の2つの申請方法とは
1)東京・大阪にある「インドビザ申請センター」で事前に取得
●ビザの種類:申請後6ヶ月間有効 マルチプル(何回でも入国可)
※ご職業(マスコミ、大学、宗教関係など)によっては、1ヶ月有効 シングル
●必要なもの:パソコン、プリンター、A4用紙、パスポート、証明写真、印紙代+送料(3千円弱)など
●申請手順:
サイトにアクセス⇒ https://indianvisaonline.gov.in/visa/index.html
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「Regular Visa Application」のページに進み、必要事項を入力→プリントアウト
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「インドビザ申請センター」に必要書類を提出し、現金でお支払い
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その場でチェックを受け、受理されると約1週間後にパスポートとともに現住所へ郵送
万一、不備があれば受理されません(もう一度初めから↑)
2)インターネットで事前に取得
●ビザの種類:申請後1ヶ月間有効 シングル(1回のみ有効)
●必要なもの:パソコン、パスポート、証明写真の画像データ、クレジットカード
●申請手順:
サイトにアクセス⇒https://indianvisaonline.gov.in/visa/tvoa.html
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「>> e-Tourist Visa」のページに進み、必要事項を入力
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クレジットカードでお支払い(25USドル)
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発給の可否が4日後のメールにて判明/不備があれば再申請(もう一度初めから↑)
■復活する予定のアライバルビザとは
2012年夏頃~2015年1月末の廃止まで、日本など指定の10カ国の国籍保有者に限り、到着空港でビザが発給されていました。このたび再開予定のビザ申請条件・手順は、前回の内容と同様ではないかと予想されますが、インド大使館・領事館のサイトでは正式な発表はまだなく、現時点で詳細は分かりかねます。
3)空港到着後に取得(2012年~2015年の場合)
●ビザの種類:申請日より30日間有効 シングル(1回のみ有効)
●必要なもの:パスポート、証明写真、60USドル
●申請手順:
現地空港に到着後、ビザカウンターへ
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申請書とビザ代を提出
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審査が通れば、その場で発給/問題があると認定された場合は、入国できず強制送還
■しばらくは様子見を
昨年11月の安倍首相の訪印を受けてのことのようなので、おそらく日本国籍保有者のみが対象の、空港にとってはイレギュラーな業務となるため、ビザカウンターに係員が常駐していない可能性が大きいです。特に、成田・関空からの直行便(エアインディア、JAL、ANA)以外で到着した場合は、乗っているかどうかも分からない日本人のために待機しているわけがありません。以前も、対応してくれる係員をあちこち探し回ったり、どうやらさっさと帰宅してしまった係員の出勤を空港で何時間も待ち続けたケースなどがありましたので、数ヶ月たって軌道に乗るまでは利用しないほうがよいかもしれません。
到着後に戸惑うことにならないよう、まずは従来通りの1)か2)での取得手続きを行い、なんらかの事情によりどちらも間に合わなかった際の「最終手段」として3)アライバルビザを利用するのがおすすめです。
■渡航回数によっては使えません
2)と3)あわせて年間2回までしか利用できませんので、年に3回以上渡航される可能性がある方はご注意ください。
■アショカツアーズでは「インドビザ申請センター」での事前取得を推奨します
当社にビザ代理申請をご依頼いただきますと、いろいろなケースに対応できて一番安心して渡航できる1)の方法で取得いたします。ご自身で取得なさる場合も、できるかぎり1)でお手続きくださいますようお願いいたします。
※4月18日追記※
デリーのアライバルビザについては、かなりスムーズに手続きが行われているそうなので、ぜひご利用ください!専用ルームが設置され、日本語対応係員が24時間常駐しているとのことです。近日中に弊社スタッフの体験記を掲載させていただきます。